
みずかきの黄色がギリギリ見える。水面に足をつけてひらひら飛ぶ特徴的な飛び方。初列が換羽しておらず羽衣もフレッシュなため幼鳥とした。

この個体は衰弱していたのか、苫小牧港入港直前で船から必死に逃げるように飛び去っていき、その後ウミネコ幼鳥から襲撃をうけていた。ウミネコとのサイズ差にも注目。

【類似種との識別】
第一に、ウミツバメ類は写真を撮って識別するべきだと思った。自分はこの航路でハグロシロハラミズナギドリやクビワオオシロハラミズナギドリを本気で狙っていたため、双眼鏡での探索に集中した。そこで感じたのは、ウミツバメ類は双眼鏡で識別するには小さすぎるということで、条件次第でコシジロウミツバメの腰の白すら見えないこともしばしばあった。まして遠くのオーストンウミツバメのサイズ感やクロコシジロウミツバメの腰の白の食い込みなど見えるはずもない。ウミツバメの出がいい日は波も高いため、波の陰に隠れてしまうこともよくあった。実際に今回の航路ではオーストン2個体、アシナガ1個体を見落としていることが、同乗者撮影の写真から発覚してしまった。なお本個体は比較的近くを飛んだため双眼鏡でも識別できた。
他のウミツバメ類との識別...(アシナガは)小さい、近くを飛んだ今回は双眼鏡でもわかった違和感。尾羽から足が突出するが、隠れて見えないこともある。足を垂らしながら飛翔していたが、他のウミツバメ類でも離着水のときなどに足を垂らしていることがあるので注意。尾羽は短くて角尾。翼は短い。翼角がとがらない、翼付け根から翼角の長さは短く、湾曲が少ないイメージか。雨覆の明色は細短く翼角には達しない。翼後縁は直線的。腰の白は広いとされるが、写真の個体は下腹部に食い込む様子は見えない。
参考文献
箕輪義隆(2020). 新海鳥ハンドブック. 文一総合出版.

























